i-TOOL商品型式詳細
溶射・部品加工
商品概要
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溶射法を用いて工業部品の耐摩耗・耐高温酸化・耐腐食の金属表面改質を行います。
溶射技術とは?
産業部品の表面にコーティングを施し、部分的に必要な特性をもたせて、より長持ちさせる技術です。コーティング材料としては、合金・金属・カーバイト系・ボライド系・セラミックス・プラスチックス又は、その組合せ(サーメット)などがあります。
・必要な部品だけにコーティングするため、下地は経済的な金属材料を使用することができ、高級部品であればあるほど経済的です。
・コーティングによって母材と皮膜で2つ以上の機能特性が持てるためユニークな、新しい応用の開発性があります。それによって他社との部品の差別化が可能です。
・部品によっては再生可能であり、そして、摩耗した部分をもとの形状に補修することができます。それによって高級部品の全体を作りなおす必要がなくなり経済的です。
石油化学・自動車・船舶・鉄鋼・非鉄金属・ガラス・医療などあらゆる分野への納入実績をもとに、お客様の「やってみたい」にお応えします。
特徴
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◆鏡面仕上ロールに最適 H.V.O.F(高速フレーム溶射法)による超硬サーメット溶射
H.V.O.F溶射は、粉末溶射材料が超高速で衝突するため、高い密着性と均質被膜層が作るれることが特徴です。耐摩耗性にすぐれ滑らかなコーティングが作れるため、鏡面仕上が必要な長尺ロールにも使用されます。
◆セラミック溶射コーティングで部品の・耐高温腐食・すべり性を向上
プラズマフレーム溶射によるセラミックコーティングの用途は耐摩耗・耐高温・耐腐食・摩擦系数が少ない特性を活かしたすべり性向上など、多様です。セラミックのため被膜が割れやすく、厚くは出来ません(主に物理的衝撃が加わらない部品に使用します)が、素材温度150℃以下で溶射するため、材料歪みの発生がなく仕上品や再コーディングが可能です。軸受シール部やフレアバーナーの高温酸化防止やシャフトスリーブ・センターバルブすべり性向上などの様々な用途に対して実績があります。
[得意技術] 溶射による合金コーティング処理で耐摩耗対策・部品再生
■粉末式フレーム溶射
再生もできますが、主に新規部品で使用されます。自溶性合金パウダーを溶射後、フュージング(再溶融し素材と溶射層の間に合金層を形成)することにより冶金的結合をした被膜は剥離しなくなります。再溶融時は表面温度は1050℃前後に達しで材料に歪みがでるので、取りシロ残し仕上げ加工をします。溶射材料にはNiCr基合金・CoCrNi基合金を使用し硬度もHRC~HRC60まで自由に設定できます。
耐摩耗性・すべり性の向上・耐腐食対策に優れた実績のある製法です。
■硬化肉盛溶接
一般溶接とほぼ同じ手順で溶射を行います。より深い層を作れるのが特徴で、高温硬さに優れ シャフトなど部品再生に利用されます。
「廃棄前にご一報!寿命3~5倍によみがえります」スリーブ・センターバルブすべり性向上などの様々な用途に対して実績があります。